ロイヤルズが初回4発10得点の猛攻で打撃戦を制す

【ロイヤルズ15-7オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ロイヤルズ打線が初回からオリオールズ先発のディラン・バンディに襲い掛かり、一死も取られず4本塁打を浴びせる猛攻で瞬く間にバンディをノックアウト。2番手のマイク・ライトJr.にも連打を浴びせたロイヤルズは初回だけで9安打を放ち、1イニング10得点をマークした。ロイヤルズは試合中盤にもマイク・ムスターカスの10号ツーランなどで5点を追加し、20安打と15得点はいずれも今季最多。先制弾を放ったホルヘ・ソレアーは3安打3打点、2本塁打を放ったムスターカスは3安打5打点、故障者リストからの復帰後、好調を維持しているアレックス・ゴードンは4安打3打点の活躍を見せ、打線の援護に恵まれたダニー・ダフィーは6回途中1失点の好投で今季初勝利をマークした。

初回のロイヤルズの攻撃は圧巻だった。先頭のジョン・ジェイがヒットで出塁すると、ソレアー、ムスターカス、サルバドール・ペレスが三者連続本塁打を放って4得点。ルーカス・デューダとウィット・メリーフィールドが四球を選んだあと、ゴードンが3号スリーランを放ち、打者7人で7得点をあげてバンディを文字通り「瞬殺」した。2番手のライトJr.からも3安打で一死満塁のチャンスを作り、ムスターカスの2点タイムリーとペレスの犠牲フライで一挙10得点の超ビッグイニングが完成。初回4本塁打はメジャータイ記録であり、初回10得点は球団では12年ぶりのことだった。一方、オリオールズ先発のバンディは一死も取れずに4被弾でノックアウト。一死も取れず4本塁打を浴びたのはMLB史上初の屈辱となった。

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