スーターが投・攻・守にわたる活躍でクルーバーを撃破

【インディアンス2-3ブリュワーズ】@ミラー・パーク

先発のウェイド・マイリーが故障により打者3人に投げたところで降板したブリュワーズだったが、2番手として緊急登板したブレント・スーターが投・攻・守にわたる見事な活躍でチームを勝利に導いた。2回表一死一、二塁のピンチではコリー・クルーバーの送りバントが小フライになったところをダイビングキャッチで好捕し、併殺でピンチを脱出。3回裏には先頭打者として打席に入り、クルーバーからメジャー初本塁打となる一発をセンターへ叩き込んだ。投げては4回2/3を2失点に抑え、今季2勝目をマーク。「僕は野球をしただけだよ」とスーターは涼しげな表情で自身の活躍を振り返っていた。

「クルーバーのピッチングは必見だから、いつもテレビで見ているんだ」と語ったスーターだが、クルーバーのピッチングをいつも見ていたことが貴重な本塁打に繋がったのかもしれない。2対1と1点リードで迎えた3回裏、先頭打者として打席に入ったスーターが高めに浮いた初球のシンカーを捉えると、打球は大きな放物線を描き、中堅フェンスの向こう側へ吸い込まれていった。スーターに被弾したクルーバーは「彼には脱帽だね。良いスイングをしてホームランを打ったんだから」と語り、悔しそうな表情を浮かべながらもスーターの活躍を称えていた。

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