〝声優〟に初チャレンジ 好きな本のCM作る たらみ図書館

 自分の声と文章で好きな本のコマーシャル(CM)を作る体験イベントがこのほど、長崎県諫早市多良見町の市立たらみ図書館であり、中学3年から高校3年までの女子10人が“声優”に初挑戦した。
 ホールや防音室なども備える同館の魅力を知ってもらおうと、同館が初めて企画。諫早の名所や名産をキャラクター化し、イベントでPRするグループ「いさはや萌えきゃらぷろじぇくとA(あ)YA(や)-HA(は)SI(し)」の3人が、抑揚を付けた言い回しや本格的な機器を使った録音方法をアドバイスした。
 絵本「きつねのおきゃくさま」を紹介した創成館高1年の高戸梨々香さん(15)は、食べるつもりだったひよこらを守ったキツネの変化を挙げ、「人への感謝を教えてくれる作品ということを伝えた」と話した。
 AYA-HASIのメンバーが効果音などを加えてCMを完成させ、参加者に贈るほか、同館で貸し出す予定

自分の声と文章で好きな本のCMを録音する参加者=諫早市、たらみ図書館

© 株式会社長崎新聞社