ブルージェイズが8回裏に6安打を集中して逆転勝利!

【マリナーズ2-5ブルージェイズ】@ロジャース・センター

試合終盤まで粘り強く戦う試合が目立っている今季のブルージェイズ。日本時間5月10日のマリナーズ戦でも8回裏に6安打を集中して4点を奪い、今季12度目の逆転勝利を収めた。前日はジェームス・パクストンの前にノーヒッターを喫する屈辱を味わったが、この日は初回先頭打者のテオスカー・ヘルナンデスがライト前ヒットを放って早々にノーヒッターを回避。2点ビハインドの4回裏にヘルナンデスの6号ソロで1点を返し、8回裏にはヤンハービス・ソラーテとジャスティン・スモークのタイムリー二塁打、ケビン・ピラーとルーク・メイリーのタイムリー安打で計4点を奪って逆転に成功し、今季20勝に到達した。

試合を一気にひっくり返した8回裏の攻撃は見事だった。先頭のジョシュ・ドナルドソンからソラーテ、スモークと三者連続の二塁打であっという間に逆転に成功し、ピラーのタイムリーのあとにラッセル・マーティンが再び二塁打。1イニングに4本の二塁打を集中する見事な攻撃で、リーグ最多の12ホールドをマークしているフアン・ニカシオを攻略した。一挙4得点を記録した8回裏の攻撃が目立つなか、「彼らはチームのために素晴らしい仕事をしてくれている」とドナルドソンが勝因に挙げたのはリリーフ投手陣の頑張りだ。この日は先発のハイメ・ガルシアが5回2失点(自責点1)で降板したあと、4人のリリーバーが各1イニングを無失点。今季の救援防御率2.94はリーグベストの数字となっている。「逆転勝利が多いのはブルペンのおかげだよ」というドナルドソンの言葉は、今季のブルージェイズの戦いぶりを端的に表現していると言えそうだ。

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