エンゼルス・バリアが3勝目 打線は12安打8得点

【エンゼルス8-0ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

今年のエンゼルスは大谷翔平に大きな注目が集まっているが、他にも活躍している新人選手がいる。それがパナマ出身の21歳右腕、ハイメ・バリアだ。ここまで3試合に登板し2勝1敗 防御率3.46と奮闘している。そして迎えた敵地でのロッキーズ戦では打者有利と呼ばれる球場ながら武器のチェンジアップを駆使して強打ロッキーズ打線を翻弄した。

初回からマイク・トラウトのタイムリーで援護点をもらったバリアはその裏のロッキーズ打線を3者凡退に抑えて上々の立ち上がりをみせる。続く2回には1死一・三塁のピンチとなるがイアン・デズモンド、ダニエル・カストロを連続三振に仕留めて無失点で切り抜けた。追加点が欲しいエンゼルスは3回にザック・コザート、ジャスティン・アップトンの一発などで3点を追加するなど6回まで4対0と試合を有利に進める。援護点に守られたバリアも走者こそ許すも得意の緩急で相手打線に的を絞らせず6回途中5安打無失点、7奪三振の好投をみせた。

試合後半になってもエンゼルス打線の勢いは衰えず、アルバート・プーホルスのツーベースやイアン・キンズラーのタイムリーなどで7対0とリードした8回に代打、大谷が登場。ロッキーズ3番手、ブルックス・パウンダースと対戦し7球目のスライダーをセンターへはじき返してメジャー代打初安打を記録した。その後の得点には繋がらなかったものの、チームは最終回にも1点を追加し8対0で勝利した。一方のロッキーズは何度も得点チャンスをつくるもあと1本が出ず、チームの連勝が「6」で止まった。

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