日テレベレーザ なでしこメンバー凱旋 今シーズン最後の多摩陸 新潟に勝利 多摩市

多摩サッカー協会の女子児童から花束が贈られた

 多摩市立陸上競技場で4月28日、なでしこリーグ1部・第3節が行われ、ホームの日テレ・ベレーザがアルビレックス新潟レディースに3対1で勝利を収めた。

 AFC女子アジアカップで優勝し、来年行われるW杯への出場権を獲得した「なでしこジャパン」のメンバー7人を擁するベレーザ。「多摩市民特別観戦デー」となったこの日、その優勝メンバーが合流して初の試合となった。試合前には、NPO法人多摩サッカー協会に所属する女子児童から、ベレーザの日本代表・阪口夢穂、有吉佐織、田中美南、山下杏也加、隅田凛、清水梨紗、長谷川唯の7選手と、新潟の阪口萌乃、平尾知佳の2選手に花束が贈られた。

 試合は序盤、新潟ペースで試合が進み、前半17分に先制される。後半に入り、次第に攻勢に進めていくと9分に中里優選手が決め同点。その後、途中出場の宮澤ひなた選手が2得点を奪い、逆転で勝利を収めた。

 試合後、守備の要としてチームをまとめる岩清水梓選手は「代表メンバーが帰ってきて久々の試合だったのでうまくいかないことはわかっていた。これからトライとエラーを繰り返しながら永田監督の目指すサッカーをやっていければ」と試合を振り返り「多摩陸で2試合勝てた。とても良い環境でやらしてもらえて感謝しています」と話していた。またキャプテンの田中選手は「すぐに目指しているものはできないと思うが、勝っていかなければならないし、試合ごとに内容を良くしていきたい。今シーズン多摩陸は最後。今日見て、女子サッカーに興味を持ってくれたら、試合を見に来てほしい」と話した。

2点を決めた宮澤選手

© 株式会社タウンニュース社