大谷翔平が5号ソロ含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献

【ツインズ4-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスの大谷翔平は、日本時間5月11日のツインズ戦に「5番・指名打者」で先発出場。ツインズ先発のホゼ・ベリオスの前に2回裏の第1打席では空振り三振に倒れたものの、3回裏の第2打席ではカウント1-1からのチェンジアップを捉え、ライトへのタイムリー二塁打を放ってリードを4点に広げた。同点に追い付かれた直後の6回裏に回ってきた第3打席ではレフトへのフライに倒れたが、6対4と2点リードで迎えた7回裏の第4打席ではトレバー・ヒルデンバーガーが投じた初球、外角へのシンカーを見事に捉え、左中間へ5号ソロを放り込んだ。エンゼルスは4点を先行しながらも追い付かれる展開となったが、大谷の一発などで7対4とリードを奪い、救援陣がこのリードを守って逃げ切り。この日試合がなかったアストロズと並んでア・リーグ西部地区の首位タイに浮上した。

ツインズのポール・モリター監督は大谷について「彼が危険な打者であることは知っている」と語った。「彼に対しては慎重に攻めていかなくてはならないし、内角を意識させないといけない」と話していたが、大谷に打たれた2球はいずれも外寄りの甘い球。内角を攻めきれなかった結果、大谷に痛打を浴びることになってしまった。大谷は通訳を介して「シーズン序盤はもっと内角を攻められていたような気がします」と語っており、この言葉は各球団の投手が大谷の内角を攻めきれていないことを裏付ける。今後もこのような傾向が続くようであれば、打率.354、5本塁打、OPS1.077という大谷の打撃成績はさらに向上していくことだろう。なお、大谷はツインズ4連戦の最終戦、日本時間5月14日の試合で先発する予定となっている。

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