来季の欧州カップ戦出場権獲得や、残留を懸けた戦いなどシーズンの最後まで重要な試合は数多くある。しかし、今季はそれ以外にも選手たちが終盤戦に集中する理由がある。それは今年がワールドカップイヤーだからだ。代表入り出来るか分からない際どい立ち位置にいる選手たちはシーズン終盤に強烈なインパクトを残したいところだ。メンバー入りを懸けたサバイバルが行われているのも、ワールドカップイヤーならではの面白さだ。
英『Daily Mail』はイングランド代表のサバイバル模様を特集しているが、注目すべきはリヴァプールMFアレックス・オックスレイド・チェンバレンとDFジョー・ゴメスの負傷離脱だ。両者はすでにワールドカップのメンバーから外れることになっており、メンバー入りへ2人分の席が空いたことになる。
同メディアは、この席を6選手が争う構図になると予想している。リヴァプールMFアダム・ララーナ、チェルシーからクリスタル・パレスにレンタル移籍しているMFルーベン・ロフタス・チーク、チェルシーDFガリー・ケイヒル、マンチェスター・ユナイテッドDFクリス・スモーリング、リヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、エヴァートンDFマイケル・キーンの6名だ。
チェンバレンは代表で主に2列目を担当しており、ポジション的にはララーナが最も近い。今季は怪我で戦線を離脱しているが、同メディアは終盤にインパクトを残せればメンバー入りも可能と見ている。ジョー・ゴメスは最終ラインの選手で、イングランド代表がワールドカップで3バックを使用するならセンターバックの頭数は欲しいところ。若いキーンか、経験豊富なケイヒルかスモーリングか。アーノルドは右のウイングバック候補となるだろう。
いずれにしてもチェンバレンとゴメスの離脱でメンバーの顔触れが変わるのは間違いない。いよいよプレミアリーグも最終節を残すのみだが、ワールドカップイヤーの今年は選手たちの目の色が違うはずだ。
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