今季限りでパリ・サンジェルマンを離れるウナイ・エメリは、どこか失敗したとのイメージがついてしまっている。ネイマール、キリアム・ムバッペらタレントを集めながらも、チャンピオンズリーグでは今季も決勝トーナメント1回戦で敗退。クラブの期待に100%応えたとは言えないだろう。
しかし、ここ5年間でエメリが素晴らしい仕事をしていることを忘れてはならない。スペイン『MARCA』は、エメリが2013年からの5年間で最も多くのタイトルを獲得した指揮官だと伝えている。PSGではリーグ・アン1回、クープ・ドゥ・フランスとクープ・ドゥ・ラ・リーガを2回ずつ、リーグ・アン王者とクープ・ドゥ・フランス王者が対戦するトロフェ・デ・シャンピオンも2回制している。PSGでは計7つのタイトルを獲得したわけだ。
そしてセビージャではヨーロッパリーグを3連覇した実績がある。この5年間で10のタイトルを獲得しており、これは現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラ、前バルセロナ指揮官ルイス・エンリケの9タイトル、レアル・マドリード指揮官ジネディーヌ・ジダンの8タイトルをも上回る数字だ。
もちろんPSGが国内で圧倒的な強さを誇っていることは考慮すべきだろうが、それでも10タイトルは見事な数字だ。ジダンやグアルディオラに比べて少し目立たないところがあるが、エメリも十分に優れた指揮官と言えるだろう。
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