シャーザーが11K&決勝打 メジャートップの7勝目

【ナショナルズ3-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

直近12試合で10勝2敗と好調のナショナルズ。日本時間5月12日のダイヤモンドバックス戦ではエースのマックス・シャーザーが7回11奪三振1失点と好投しただけでなく、自身のバットで決勝打を放つなど投打にわたる大活躍を見せ、チームを勝利に導いた。シャーザーはメジャートップとなる今季7勝目をマークし、チームは直近13試合で11勝目。ナショナルズはこの日敗れた地区首位・ブレーブス、同2位・フィリーズとの差をそれぞれ1ゲームずつ縮め、貯金を今季最多タイの4として地区首位まで1.5ゲーム差に迫っている。

この日のダイヤモンドバックス戦はシャーザーの独擅場だったと言っていいだろう。シャーザーは速球、スライダー、チェンジアップのいずれにもキレがあり、序盤2イニングで5三振を奪う奪三振ラッシュ。3回裏にデービッド・ペラルタに同点弾を浴びたものの、それに気落ちすることなく好投を続け、早くも今季6度目となる2ケタ奪三振をマークした。打撃のほうでは4回表二死一、二塁のチャンスで右翼手のクリス・オーウィングスの頭上を越えてワンバウンドでスタンドインする勝ち越しタイムリー二塁打を放ち、自分のバットで自身を援護。7回表にもセンター前ヒットを放ち、チーム唯一のマルチ安打を記録した。今季成績は防御率1.69、打率.292。この男にできないことは存在するのだろうか。

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