DeNA浜口が5回5失点、“3度目の正直”今季初先発も初勝利に届かず

DeNA対ヤクルトの試合経過

立ち上がりに苦しみ初回に31球で3失点

 DeNAの浜口遥大投手が12日のヤクルト戦(横浜)に今季初登板を果たした。

 3月上旬に左肩違和感で離脱し、開幕には間に合わなかった。今月2日の阪神戦に予定された今季初先発は雨天中止。登板は8日の広島戦に変更されたが、こちらも再び雨で中止に。この日が“3度目の正直”での今季初登板となった。

 注目の立ち上がり、初球の145キロ速球を山田にあわや本塁打という中堅フェンス直撃の二塁打にされ、リズムを失った。続く西浦の犠打で1死三塁、3番の青木には1ボールからの2球目を右前に運ばれ、試合開始からわずか5球で1点を失った。

 さらに、バレンティンに四球を与えて一、二塁とされると、坂口に右中間二塁打を浴びて2走者が生還した。その後も2四球を与えて2死満塁とピンチは続いたが、9番のヤクルト先発・由規を見逃し三振で切り抜けたが、1回は31球を要しての3失点スタートとなった。

 2回からは無失点で粘ると、4回に味方打線がロペス、宮崎の連続本塁打などで5点を奪って逆転に成功。だが、浜口はピリッとしない。5回に青木にセンターへのヒット、バレンティンへの四球などでピンチを広げると、後続打者に適時打などを許し、同点に追いつかれた。

 浜口は6回のマウンドに向かったが、先頭の代打に右打者の広岡が出てくると、DeNAベンチも右腕の三上にスイッチ。浜口は同点で降板することになり、初登板初勝利はならなかった。

(Full-Count編集部)

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