水球男子日本代表の荒井陸(あつし)選手(24)=(株)プラザハウス[宮前区]所属=にインタビューを行った。荒井選手は、先月ニュージーランドで開催された水球のワールドリーグ2018インターコンチネンタルカップで3位に入り、6月開催予定のヨーロッパの強豪国と対戦するスーパーファイナル出場を決めた”ポセイドンジャパン”の主力メンバーだ。
――インターコンチネンタルカップを振り返って。
荒井・今回はファイナル出場枠ではなく優勝が目標だったので結果には不満です。正直負けたアメリカ戦のことしか覚えていないくらい悔しいです。今は同国とは差がないと思っているので、小さなミスをするか、しないかで勝敗が決まった。気持ちの部分で相手が上回っていたのかもしれない。
――スーパーファイナル(SF)については。
荒井・全8カ国のうち4チームずつのグループリーグをまず戦います。日本は、オーストラリアとハンガリー、モンテネグロと同組です。オーストラリアには必勝。水球が国技のハンガリーかモンテネグロのどちらかを喰いたいと思います。そうすればマスコミにも多少取り上げてもらえるかと。
――日本の武器は。
荒井・日本にしかできない戦術を支えているスピードと持久力です。そのために合宿で徹底的に泳ぎこみを行っています。
――東京五輪へ意識は。
荒井・自国開催なので当然水球も観てはもらえると思うが、より多くの人に注目されるにはそれまでにファンを増やさなければ。だからこそSFでの打倒強豪国や8月に行われるアジア大会での48年ぶりの優勝を達成してアピールしていきたい。