冬にMFフィリペ・コウチーニョが退団したことはリヴァプールにとって大きな痛手となったはずだった。モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3人と合わせた「ファブ・フォー」はリヴァプール攻撃陣の象徴で、それが崩れたことに失望したサポーターも多かっただろう。しかし、リヴァプールはコウチーニョの穴をあまり感じさせないパフォーマンスを見せている。
コウチーニョの後釜となる選手を今夏に獲得する可能性は高いが、今のところコウチーニョの代役はそれほど必要とされていない。英『FourFourTwo』は、むしろコウチーニョが退団したことで上手く攻撃が回り始めたところがあると伝えている。変わったのは左のウイングに入るマネだ。
左のインサイドハーフにコウチーニョが入ると、マネのプレイエリアと被ってしまうことがある。マネがカットインしにくい場面もあっただろう。しかしコウチーニョが抜け、自身の背後を絶えずサイドバックのアンドリュー・ロバートソンが駆け上がることでマネに自由が生まれている。
加えて同メディアはインサイドハーフの位置で泥臭い仕事をこなすジェイムズ・ミルナーのことを称えており、コウチーニョという王様を失った中盤は違った角度から前線の3枚をサポートしている。今夏にはナビ・ケイタが合流する予定となっており、中盤にはさらなるエネルギーがプラスされることになる。コウチーニョの後釜は不要とも思えてくるほどで、リヴァプールには良いリズムが生まれている。
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