県民2人に厚労大臣特別表彰 民生・児童委員

 長崎市はこのほど、地域社会に貢献したとして、民生委員・児童委員を長年務めた故人2人の家族に「厚生労働大臣特別表彰」を伝達した。
 2人は、昨年11月に72歳で亡くなった岩川町の城戸洋さんと、昨年2月に78歳で死去した十人町の沖田栄子さん。
 長崎市役所であった伝達式には、城戸さんの妻ふみ子さん(69)と、沖田さんの長女、浜辺光子さん(57)が出席。田上富久市長が表彰状と記念品を手渡した。
 ふみ子さんは「賞をいただいてびっくり。夫はお年寄りから生活相談をよく受けていた」、浜辺さんは「母は美容室で働きながら委員の活動もしていた。(受賞を)喜んでいると思う」とそれぞれ話した。
 今回の表彰は、民生委員・児童委員を約20年以上(75歳以上は約15年以上)務め、2017年11月末までの1年間に引退した人が対象。

市長から表彰状を贈られる浜辺さん=長崎市役所

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