さだまさし45周年記念公演 長崎皮切りに「新たな一歩」

 長崎市出身のシンガー・ソングライター、さだまさしさんのデビュー45周年記念コンサートツアーが12日、長崎市茂里町の長崎ブリックホールを皮切りにスタートした。全国で計51公演を行う。
 ツアーは「Reborn~生まれたてのさだまさし~」をテーマに、これまでの人生を凝縮し、さらなる飛躍を誓うステージ。長崎公演(NBC長崎放送、FM長崎など主催)は、自身が名誉館長を務める長崎ブリックホールの開館20周年記念事業も兼ねている。
 7月に、ツアーテーマと同名のニューアルバムをリリースする予定。第一線で活動を続けるさださんは同日、公演前の取材に対し「45年はあっという間だったが、思い返すことはさまざま。故郷をスタート地点に新たな一歩を踏み出したい」と抱負。
 また、自身が発起人となった長崎市内の「長崎ピースミュージアム」が今年、開館15周年を迎えたことに関して「戦争について考える施設を観光ゾーンで運営しているのは意義深い。スタッフらの努力のおかげで節目を迎えることができた」と述べた。

ツアーへの意気込みを語るさださん=長崎ブリックホール

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