社員植栽のバラお迎え 20日に厚木工場敷地を開放 日本フルハーフ

 輸送用機器製造・販売の日本フルハーフが20日、本社・厚木工場(厚木市上依知)の敷地内を一般開放し、バラ観賞会を開催する。「味気ない工場をバラ園にし、働く従業員に潤いを」と1984年当時の役員の発案で社員による植栽が30年以上続けられてきた。入場無料。

 バラは社員の手で剪定(せんてい)や施肥、消毒作業などが行われ、同社の正門や西門の外周沿いや事務棟などの敷地内に点在して植わっている。現在は、色とりどりの約400種類千本が植栽されており、つるバラが多いのが特徴。同社創立25周年を記念して観賞会を始め、31回目。

 当日は「ローズ(ばら)コンサート」と題し、バイオリンとフルートの演奏会や、グループ社員によるタイ舞踊の披露もある。苗木・切り花などの販売、バラの植え替えや管理方法が学べるセミナーも予定する。

 同社は「社員が心を込めて育てたバラで皆さまをお迎えしたい」と来場を呼び掛けている。

 午前9時から午後2時まで。雨天決行。問い合わせは、同社電話046(286)8850。

日本フルハーフ社員が育てているバラの観賞会(写真は昨年の様子、同社提供)

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