2018年のJリーグ、キラリと輝く5人の「高卒ルーキー」たち

早いもので、2018シーズンのJ1もあと4試合で折り返しへ。

今年も予想困難な展開となっているが、一つのトレンドになっているのが高卒選手による活躍だ。

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そこで今回は、この春に高校を卒業したばかりにもかかわらず、すでにJリーグの舞台で結果を残している選手たちを5人ピックアップしてみよう。

※2種登録選手としてかつて高校在学中にJ1に出場した経験がある選手も、この春に高校を卒業していれば「高卒ルーキー」として扱う

1. 郷家 友太

生年月日:1999/06/10 (18歳)
ポジション:MF
所属クラブ:ヴィッセル神戸(J1)
高校時代のチーム:青森山田高校

青森山田高校の2年時、全国高校サッカー選手権と高円宮杯プレミアリーグの二冠に貢献した郷家。

3年時には背番号「10」を託されチームの柱となったが、選手権では長崎総合科学大学附属高校に敗れ、3回戦敗退という悔しい結果に終わった。

今季加入した神戸では第4節のセレッソ大阪戦から出場機会を増やし、今やレギュラーと言っていいほどの信頼を掴んでいる。

ルヴァンカップのV・ファーレン長崎戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールをあげ、これが嬉しいプロ初得点になった。

2. 福田 湧矢

生年月日:1999/04/04 (19歳)
ポジション:MF
所属クラブ:ガンバ大阪(J1)
高校時代のチーム:東福岡高校

Jリーグファンを驚かせた、レヴィー・クルピ監督がJ1開幕戦で見せた采配。名古屋グランパスとの試合で高卒ルーキーの福田湧矢を先発起用し、21歳のMF市丸瑞希とボランチを組ませたのだ。

当時福田は高校の卒業式を控えている状況でのJデビューとなったが、18歳とは思えぬ落ち着きでボールをさばき、60分までプレー。

その後、チームの不調とマテウスの加入により第3節を最後に出場機会はないが、現在は主にU-23の一員としてプレーしており、J3第3節のブラウブリッツ秋田戦では衝撃のスーパーゴールを披露した。

3. 橋岡 大樹

生年月日:1999/05/17 (18歳)
ポジション:DF
所属クラブ:浦和レッズ(J1)
高校時代のチーム:浦和レッズユース

浦和レッズユースに在籍していた昨シーズン、2種登録選手としてプロデビューを飾った橋岡大樹。

今季トップチームに昇格すると、ユース時代の指導者で暫定監督に就任した大槻毅監督に起用され、以降J1の舞台でスタメンの座を確保し続けている。

第8節の清水エスパルス戦では足がつりながらもプレーを続行し、素晴らしいクロスボールから興梠慎三の決勝ゴールをお膳立て。今、最もノッている高卒1年目の選手だろう。

4. 荻原 拓也

生年月日:1999/11/23 (18歳)
ポジション:DF
所属クラブ:浦和レッズ(J1)
高校時代のチーム:浦和レッズユース

橋岡同様浦和ユースの出身で、今季からトップチームに昇格した荻原拓也。

シーズン開幕前からすでにインパクトを残しており、北海道コンサドーレ札幌とのプレシーズンマッチでは3得点をあげている。

プロデビューとなったルヴァンカップの名古屋グランパス戦でもいきなり2ゴールを記録するなど大暴れ。J1での出場はほとんどないが、浦和サポーターのハートをがっちりと掴んでいる。

公式サイトでのポジションはDFだが、サイドバック、サイドハーフ、ウイングとサイドであればどこでもプレーできる。

5. 佐々木 大樹

生年月日:1999/09/17 (18歳)
ポジション:MF
所属クラブ:ヴィッセル神戸(J1)
高校時代のチーム:ヴィッセル神戸U-18

近年、優秀なタレントを数多く輩出しているヴィッセル神戸アカデミー。今季から昇格した佐々木大樹も、楽しみな選手の一人だ。

U-18時代はエースナンバーである背番号「13」を託され、チームのプレミアリーグWEST優勝に大きく貢献。高円宮杯U-18チャンピオンシップでは準優勝に終わったが、決勝で得点もあげている。

4月4日に行われたルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦でプロ初先発を飾ると、なんとこの試合でいきなりゴール。

さらには1週間後に行われたJ1第7節の浦和レッズ戦でも素晴らしいターンから得点をマークし、14歳年上のルーカス・ポドルスキと喜びを分かち合った。

なお、名前は「だいき」ではなく「だいじゅ」と読む。

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