大磯町・星槎グループなど ミャンマーと協定締結 東京五輪の事前キャンプ 大磯町・二宮町・中井町

協定書を手にする各団体の代表出席者(神奈川県提供)

 大磯町と星槎グループ、県、小田原市、箱根町は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプに関する協定をミャンマー連邦共和国と締結した。締結は3カ国目。

 ミャンマーと友好関係を築いている星槎グループの働きかけで実現したもので、このメンバーで事前キャンプに関する協定を締結したのは、アフリカのエリトリア国、南アジアのブータン王国に続いて3カ国目となる。なお県内では10件・9カ国の事前キャンプが決定している。

 協定の締結式は4月24日に神奈川県庁で開かれ、黒岩祐治知事をはじめ同国オリンピック委員会のミョー・ライン事務局長、星槎グループの宮澤保夫会長、大磯町の中崎久雄町長ら締結団体の代表が出席した。同事務局長は「(神奈川県は)気候的にも非常に良い環境。選手たちもリラックスできる」と述べた。

 新たな協定締結に中崎町長は「大変喜ばしく思う。大磯町には大きな競技場や体育館もなく、直接競技の役に立つことはできないが、事前キャンプを通してミャンマーの選手の皆さんが、オリンピックでご活躍されることを期待している」と話している。

© 株式会社タウンニュース社