ペットなどに関する苦情が増えていることなどを受け、平塚市は「犬猫の適正飼育ガイドライン」をまとめ、ホームページなどで公開している。
市によると、2017年度に寄せられた苦情は犬が25件(前年度比13件増)、猫が185件(同62件増)。排せつ物の始末に関わるトラブルなど、飼い主の身勝手な行為や知識不足に起因するとみられる事案も少なくない。
また、ふんの放置と投棄を禁じている「市さわやかで清潔なまちづくり条例」の改正条例が6月1日に施行され、適正に処理されていないケースが散見される尿や吐き下しを放置・投棄禁止の対象に加える。こうした状況の変化を受け、ガイドラインを作成した。
ガイドラインは全32ページ。飼う前の心構えやルール、マナーを示したほか、飼い主のいない猫を地域の合意と協力の下に飼育する「地域猫」活動、市の不妊去勢手術の助成などを紹介している。
インターネット上での公開だけでなく、概要版を公民館に置いたり、市内の動物病院に配架を依頼したりする。問い合わせは、環境保全課電話0463(23)9969。