スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦イモララウンドはイタリアのイモラ・サーキットでレース2を行い、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
好天のもと行われたレース2。オープニングラップは、リバースグリッドで4番手スタートのルーベン・ミシェル・リナルディ(ドゥカティ)が制してレースをリード。背後にピタリとチャズ・デイビス(ドゥカティ)がつける。
3周目に入るとストレートでデイビスがトップ浮上。同時にレース1優勝で9番手スタートのレイが2番手に上がりデイビスの背後に。デイビスとレイは後続を引き離しながら一騎打ちに移行する。
翌4周目にリナルディの前に出たチャビ・フォレズ(ドゥカティ)が猛然とトップ2台を追う形に。
レース中盤。デイビスとレイはマッチレースを継続。フォレズはペースが上がらずにトム・サイクス(カワサキ)、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)と表彰台争いを展開する。その4台のなかで、メランドリとファン・デル・マークが接触、転倒で戦線離脱。セカンド集団はあっという間に2台となる。
残り9周になるとトップ2台の戦いが激化。レイがデイビスに仕掛けて横に並ぶ場面があるも、デイビスがこれをブロック。
翌周に再びレイがすきをつくが2台は接触。どちらも転倒には至らず激闘が継続。残り7周に入るとレイがついにデイビスをかわしトップ浮上。あっという間にデイビスを引き離し、そのままダブルウインを飾った。
デイビスは悔しい2位。フォレズとサイクスによる表彰台争いはサイクスに軍配が挙がった。
以下、第5戦イモララウンド決勝レース2順位結果。
■SBK第5戦イモラ 決勝レース2順位結果
Pos. No. Rider Team/Machine Time/Gap
1 1 J.レイ カワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10RR) 34’03.420
2 7 C.デイビス Aruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R) 4.019
3 66 T.サイクス カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(Kawasaki ZX-10RR) 9.530
4 12 X.フォレズ バーニーレーシングチーム(Ducati Panigale R) 14.159
5 81 J.トーレス MVアスグタ・レパルト・コルセ(MVアグスタ1000 F4) 15.479
6 22 A.ロウズ パタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1) 16.162
7 21 M.リナルディ Aruba.it レーシング-ジュニア・チーム(Ducati 1199 Panigale R) 17.197
8 54 T.ラズガットリオグル カワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10RR) 17.554
9 50 E.ラバティ ミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF) 22.331
10 36 L.メルカド IODAレーシング(Aprilia RSV4 RF) 30.176
11 76 L.バズ ガルフ・アルテアBMWレーシング・チーム(BMW S1000RR) 30.267
12 40 R.ラモス チームカワサキ・ゴー・イレブン(Kawasaki ZX-10RR) 40.061
13 68 Y.エルナンデス チーム・ペデルチーニ・レーシング(Kawasaki ZX-10RR) 51.973
14 99 P.ジェイコブセン トリプルMホンダ・ワールド・スーパーバイク・チーム(Honda CBR1000RR) 55.268
15 37 O.ジェゼック グリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10RR) 1’09.455
16 91 L.ハスラム カワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10RR) 1’43.833
– 33 M.メランドリ Aruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R) 11Laps(リタイア)
– 60 M.ファン・デル・マーク パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(Yamaha YZF-R1) 11Laps(リタイア)
– 5 V.レオノフ SPBレーシング・チーム(Kawasaki ZX-10RR) 13Laps(リタイア)
– 32 L.サバドーリ ミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF) 15Laps(リタイア)
– 45 J.ガニュ レッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(Honda CBR1000RR) 15Laps(リタイア)