リチャードが8回10Kの快投 パドレスが逃げ切り連勝

【カージナルス3-5パドレス】@ペトコ・パーク

本拠地でのカージナルス4連戦の負け越しを阻止したいパドレスは、今季の開幕投手を務めたクレイトン・リチャードが先発。34歳のリチャードと36歳のアダム・ウェインライトというベテラン投手同士の投げ合いとなった一戦は、8回102球を投げて被安打5、奪三振10、与四球1、失点2という快投を見せたリチャードに軍配が上がった。リチャードは変化球を低めに集めてカージナルス打線に的を絞らせず、今季最多の10奪三振を奪って日本時間4月10日以来となる2勝目をマーク。パドレスは前日に続いて勝利を収め、カージナルス4連戦を2勝2敗で終えた。

パドレス打線は故障者リストから復帰したばかりのウェインライトの不安定な立ち上がりを攻め、3回裏に3四球で一死満塁のチャンスを作ってコリン・スパンジェンバーグが先制タイムリー。ウェインライトはここで降板となり、2番手のジョン・ガントからフレディ・ギャルビスが犠牲フライを放ってパドレスはこの回2点を先制した。続く4回裏にはホゼ・ピレラのタイムリー二塁打とフランチー・コルデロのタイムリーでリードを4点に広げ、5対2で迎えた9回表はクローザーのブラッド・ハンドがハリソン・ベイダーに3号ソロを浴び、さらに3四死球で一死満塁のピンチを背負ったものの、二者連続三振で逃げ切った。試合後、好投したリチャードは「僕たちのチームが置かれている状況はわかっている。でも、出来るだけ長くポストシーズン進出の可能性が残るようにしたいんだ」と強い思いを口にしていた。

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