【MLB】大谷の快投劇支えた女房役の気遣い 6回に“作戦会議”「攻め方の確認を」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷の快投劇に女房役も感心「1球毎、イニング毎にアジャストできる」

 13日(日本時間14日)本拠地ツインズ戦で6回1/3を3安打11奪三振1失点と好投したエンゼルス大谷翔平選手。降板後に同点に追いつかれ、4勝目こそ逃したが、圧巻のパフォーマンスに数多くの称賛が集まっている。この日バッテリーを組んだ正捕手マーティン・マルドナドは、大谷の好投は見慣れたとばかりに淡々とした様子で「またやってのけた」と称えている。

 大谷が好投を続けられる要因について聞かれた女房役は「1球毎、イニング毎にアジャストできる。常日頃から賢い投手だと思っている」と絶賛。さらに、5回までツインズをまったく寄せ付けなかった、この日の投球について「序盤からいい球を投げていた。どのカウントからでも4球種を投げられるし、カウントを自分で整えられる。またやってのけた」と話した。

 6回には、先頭ドージャーに四球を与え、自らの暴投などで2死三塁とした。ここでマルドナドがベンチにいたナギー投手コーチと水原通訳を呼んで、マウンド上で“作戦会議”を開催。「打者への攻め方を確認したかった。みんなで共通認識を持っていたかった」と、失点危機で改めてバッテリー間の意思疎通を図ったことを明かした。

 マルドナドと共通認識を持ってロサリオを迎えた大谷は、1ボール2ストライクから4球目89.6マイル(約144キロ)内角スプリットで空振り三振に斬ると、珍しく感情を露わに雄叫びを上げた。

 気遣いのできる女房役のサポートを受けながら、大谷は順調にメジャーに順応しているようだ。

(Full-Count編集部)

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