波佐見町長選 藤川副議長が出馬意向

 東彼波佐見町議会の副議長で会社役員の藤川法男氏(60)が14日、9月の任期満了に伴う同町長選に無所属で立候補する意向を明らかにした。長崎新聞の取材に答えた。同町長選で出馬を表明したのは藤川氏が初めて。
 藤川氏は、現職の一瀬政太町長(74)が5期目で20年目になっていることを踏まえ、「世代交代を含めた刷新が必要」と強調。農業分野でのブランド化推進や観光事業の拡大を目指すとしている。
 藤川氏は同町出身。2008年の同町議選で初当選し、現在3期目。16年から副議長を務めている。
 一瀬町長は現段階で態度を明らかにしていないが、出馬には前向きとされ、6月議会で表明するとみられる。同町長選は前回と前々回2回連続で無投票だったため、12年ぶりの選挙戦となる公算が大きい。

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