5本塁打が乱れ飛んだ花火大会はブレーブスが逃げ切り

【ブレーブス6-5カブス】@リグリー・フィールド

「ジャッキー・ロビンソン・デー」の試合が悪天候により延期となり、その振替試合として行われた一戦は、両軍の全選手が背番号「42」を背負って試合に臨んだ。初回にブレーブスがオジー・アルビーズの13号先頭打者アーチで先制すると、2回裏にカブスはアルバート・アルモーラJr.の2号ツーランで逆転。直後の3回表にブレーブスはタイラー・フラワーズの1号ツーランで逆転するが、その裏にカブスはクリス・ブライアントの8号ツーランで再び試合をひっくり返した。そして5回表、ブレーブスはホゼ・バティースタが2号スリーランを放ち、再逆転に成功。9回裏に1点差に詰め寄られたものの、バティースタの一発で奪ったリードを最後まで守り抜き、貯金を今季最多の10とした。

本塁打王2回の実績を誇るベテランスラッガーの一発が、両軍合計5本塁打の花火大会に決着をつけた。今季2号となる決勝スリーランが通算333本目の一発となったバティースタだが、15年のキャリアのなかでカブスの本拠地リグリー・フィールドでの本塁打はゼロ。「ここでホームランを打っていないのは知っていたから、この球場を(本塁打を打った球場の)リストに加えることができて嬉しいよ」とリグリー・フィールドでの初本塁打を喜んだ。そして「チームの勝利に貢献できたときはいつも嬉しいよ。特に試合を決める一打を放ったときはね」と自身の決勝弾を嬉しそうに振り返っていた。

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