秦野でツキノワグマ捕獲

 県は14日、秦野市名古木の弘法山周辺のハイキングコース近くに仕掛けたわなで雄のツキノワグマ1頭(体長142センチ、体重45・5キロ)を捕獲し、殺処分した、と発表した。

 県によると、同日午前11時ごろ、ハイキング中のハイカーが発見し、通報。県と市で合同パトロールをしていた。同日午後3時ごろ、わなに掛かったツキノワグマを見つけた。住民やハイカーを襲う恐れもあることから殺処分に踏み切ったという。

 丹沢のツキノワグマは1997年の調査で約30頭しか確認されていないため、県から絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。

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