豊田通商、イラク港湾公社から船舶2隻受注

 豊田通商はイラク港湾公社(イラク共和国運輸省傘下の国営企業)から、港湾作業船2隻の建造契約を受注した。受注額は約54億円。日本政府が行っているイラク復興支援・イラク港湾セクター復興事業のフェーズ2による円借款事業の一つ。2020年4月に納入を予定している。

 受注したのは、ブイテンダー船(海上安全のための航路標識を設置する船)、パイロットステーション船(海上の石油輸出設備まで作業員を輸送する船)各1隻。

 建造は尾道造船が51%出資する在スリランカのコロンボドッグヤード社が行う。豊通は建造船を仕入れて港湾公社に納入する。

 船はイラク最大のウンム・カスル港および輸出入拠点であるコール・アルズベール港などで活用する予定。

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