パドレス・ライルズが8回途中までパーフェクトの快投!

【ロッキーズ0-4パドレス】@ペトコ・パーク

メジャー30球団で唯一ノーヒッター達成が一度もないパドレス。しかし、日本時間5月16日のロッキーズ戦では先発のジョーダン・ライルズが「ついに球団史上初のノーヒッター達成か!?」と快挙達成を予感させるような素晴らしいピッチングを展開した。初回をわずか9球で三者凡退に抑えると、そのまま打者22人を連続で打ち取り、8回表一死までパーフェクトを継続。残念ながら23人目の打者であるトレバー・ストーリーにレフト前ヒットを浴び、快挙達成はならなかったものの、85球を投げて被安打1、奪三振10、与四球1、無失点という見事なピッチングでチームを勝利に導き、自身は今季初勝利をマークした。

女房役を務めたラフィー・ロペスによると、「今日のライルズはブルペンから調子が良かった」という。ロペスが感じた通り、ライルズは立ち上がりから安定感抜群のピッチングを披露し、ロペスは「試合を通して素晴らしいピッチングをしてくれた」とライルズの好投を称えた。ストーリーに初安打を浴びた場面では、初球からスライダーを連投。2球目をレフト前へ弾き返される形となったが、ライルズは「あれは良い球だった。投げたかった場所に狙い通りに投げられたからね」と語り、悔しそうな素振りを全く見せなかった。またしても球団史上初のノーヒッター達成はならなかったものの、今日のライルズの投球はパドレスファンの記録に長く残るものとなったことだろう。

© MLB Advanced Media, LP.