投打が噛み合ったパイレーツが完封リレーで快勝

【ホワイトソックス0-7パイレーツ】@PNCパーク

日本時間5月16日に行われたホワイトソックス対パイレーツの一戦は、先発のトレバー・ウィリアムスが7回無失点と好投し、打線が2回までに6点を先行したパイレーツが7対0で快勝した。パイレーツ打線は初回からホワイトソックス先発のレイナルド・ロペスに襲い掛かり、アダム・フレイジャーの3号先頭打者アーチ、ジョシュ・ベルの2点タイムリー二塁打、コリン・モランのタイムリー二塁打で4点を先制。2回裏に二死一塁からショーン・ロドリゲスのタイムリー三塁打とベルのタイムリー二塁打で2点を追加し、さらに6回裏にはグレゴリー・ポランコのタイムリー二塁打でリードを7点に広げた。先発のウィリアムスは安定したコントロールを武器に7回94球を投げて被安打6、奪三振6、無四球、無失点と好投。2番手のカイル・クリックと3番手のリチャード・ロドリゲスも各1イニングを無失点に抑え、完封リレーを完成させた。

前の試合で今季3度目の完封負けを喫したパイレーツ打線は、その鬱憤を晴らすかのように序盤から打ちまくった。初回はフレイジャーの先頭打者アーチを皮切りに怒涛の4連打であっという間に3点を先制。二死後にモランもタイムリー二塁打を放ち、初回から4点のリードを奪うことに成功した。続く2回裏は二死からポランコが四球で出塁し、2本の長打で2得点。パイレーツはこの試合で放った10安打のうち7本が長打という効率の良い攻撃で序盤から主導権を握り、最後まで試合の流れをホワイトソックスに渡さなかった。完封リレーを完成させた3投手は四球を1つも与えず、守備陣も無失策。投打がガッチリと噛み合い、ほとんどミスのない試合運びで快勝を収めた。

ホワイトソックスは先発のロペスが2回6失点と大誤算。開幕から白星なしの3敗目を喫した。また、打線も何度かチャンスを作ったものの、あと一本が出ず。得点圏で7打数ノーヒットに封じられ、今季5度目の完封負けとなった。

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