田中5回3失点で勝敗つかず 試合は降雨のため明日に持ち越し

【ヤンキース3-3ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク(※降雨サスペンデッド)

ヤンキース東地区首位を走るヤンキースはナショナルズとの交流戦を迎え、敵地のナショナルズ・パークに乗り込んだ。今回は2連戦で行われ、大事な初戦の先発を任された田中将大は5月初勝利を賭けたマウンドに立った。序盤は不安定な立ち上がりも調子を取り戻していったが、試合は雨のために中断となり、そのまま明日に持ち越しが決まった。

5月3度目の登板となった田中は初回、簡単に2死とするが続くアンソニー・レンドンに3球目のシンカーをレフトスタンドへと運ばれいきなり1点を失った。その後は後続を抑えたものの、2回の投球でも1死二塁のピンチからアンドリュー・スティーブンソン、ペドロ・セベリーノに連続タイムリーを浴びて2失点、序盤で3点を失う苦しい内容となった。一方のナショナルズ先発、ジオ・ゴンザレスは初回、2死一・三塁のピンチもディディ・グレゴリウスを打ち取り無失点。武器の緩急で3回までヤンキース打線に得点を与えない対照的な序盤となった。

3点リードを許したヤンキースは3回にゴンザレスを攻め立てる。相手失策で出塁したグレゴリウスを2塁に置き、続くタイラー・オースティンが7球目のカーブを捉え、右中間への2ランとし2対3と1点差に迫った。反撃ののろしをあげる一発を放ったオースティンは次の回にも同点に追いつく犠牲フライを放ち、今試合の打線を支えた。また、序盤で失点した田中だったが3回以降はナショナルズ打線にヒットを1本も許さない安定した投球をみせて復調していった。

試合は同点のまま後半戦に向かうはずだったが、降り続いていた雨が強くなり6回表終了後にはグラウンドにカバーが敷かれた。ここから約1時間、天気の様子を見ていたが回復の見込みがなく今試合は降雨サスペンデッドとなった。。5回まで投げ切った田中は4安打3失点、一方のゴンザレスは5回6安打3失点の成績だった。試合の続きは明日の日本時間6時5分、6回裏から再開される予定となっている。

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