丹沢の名花見ごろ

 丹沢の名花とされるトウゴクミツバツツジとシロヤシオが山北町中川の檜洞丸(ひのきぼらまる)(標高1600メートル)で見頃を迎えた。

 登山口の県立西丹沢ビジターセンター(同所)によると、人気のつつじ新道コース沿いには、千メートル以上に群生地が広がっている。今シーズンの開花は例年より2週間程度早く、山頂部付近を除いてほぼ満開になった。

 群生地の開花量は数年間隔で増減する傾向がある。今シーズンは2011年以降、最多の開花になる見込みという。

 20日の西丹沢山開きを前に、県内外から多くの登山者が訪れ、かれんな紅白の花と新緑との競演を写真に収めている。

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