マリナーズ・エレディア 延長11回サヨナラタイムリー

【レンジャーズ8-9xマリナーズ(延長11回)】@セーフコ・フィールド

レンジャーズとマリナーズによる同地区対決2連戦の第1戦は、両軍が点を取り合い、8対8で延長戦に突入する熱戦となった。レンジャーズは9回裏から登板したアレックス・クラウディオが2イニングを無失点に抑え、一方のマリナーズも10回表からマウンドに上がったエリック・ゴーデルが2回無失点。そして11回裏、マリナーズは3イニング目に突入したクラウディオからライオン・ヒーリーとデービッド・フレイタスの連打で一死一、二塁のチャンスを作り、ここでギジェルモ・エレディアがシンカーをレフトへ弾き返して約4時間半の熱戦に終止符を打った。

7回終了時点で6対6の同点だったこの試合は、終盤に再び大きく動いた。8回表にレンジャーズがロナルド・グスマンのタイムリーで勝ち越しに成功すると、その裏、マリナーズはジーン・セグーラのタイムリーなどで2点を奪って逆転。しかし、レンジャーズは9回表、マリナーズのクローザー、エドウィン・ディアスから一死二塁のチャンスを作り、ジョーイ・ギャロの一塁ゴロの間に二塁走者のジュリクソン・プロファーが一気に生還して同点に追い付いた。そしてマリナーズは11回裏にエレディアがサヨナラタイムリー。ロビンソン・カノーが故障者リスト入りしたうえに禁止薬物使用で出場停止処分を科され、ネルソン・クルーズが死球を受けて途中交代するなかで勝利をモノにし、「打線の重要な二人を欠くなかで勝つことができたんだから、とても大きな試合だよ」とエレディアは興奮気味に話していた。

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