子どもたちが「死角」を体験 横浜で交通安全教室

 大型車の死角や内輪差などを体験を通して学ぶ交通安全教室が12日、横浜市青葉区のこどもの国で開かれた。こどもの国や青葉署、東急バス青葉台営業所の主催。対象は小学生以下で、児童らが保護者とともに参加した。

 参加者はバスの運転席に座り、死角の広さを体感。運転手と歩行者では見えている範囲に大きな違いがあることを学んだ。車体の大きさに比例して大きくなる内輪差による巻き込み事故の危険についても理解を深めた。自転車の運転シミュレーターを使った安全講習なども行われた。

 参加した小学6年の男児(11)=同市緑区=は「死角の危険についてよく分かった。気を付けたい」と話した。同営業所の中島謙一所長は「体験を基に、家庭でも交通ルールの周知をお願いしたい」と呼び掛けた。

子どもの国で行われた交通安全教室=横浜市青葉区

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