直近8試合で7勝 好調・パイレーツが1点差の接戦制す

【ホワイトソックス2-3パイレーツ】@PNCパーク

開幕前には苦戦が予想されながら、その予想に反してナ・リーグ中部地区の首位に立っているパイレーツ。日本時間5月17日のホワイトソックス戦でも試合巧者ぶりを発揮して1点差で接戦をモノにし、地区首位の座をキープした。パイレーツは先発のジェイムソン・タイオンが2回表にレウリー・ガルシアに2号ソロを浴びて先制を許したものの、直後の2回裏にショーン・ロドリゲスのタイムリー二塁打で逆転。5回表にヨルマー・サンチェスの2号ソロで同点に追い付かれたが、7回裏に代打のジョシュ・ベルが広く空いた三遊間を破るタイムリーを放ち、これが決勝点となった。タイオンをリリーフした救援陣は合計3回1/3を投げて無失点の好投。2番手のエドガー・サンタナがメジャー初勝利、4番手のフェリペ・バスケスは今季8セーブ目をマークした。

この日のパイレーツはベルのほか、スターリング・マーテイ、フランシスコ・セルベリといった主力選手が休養のためスタメンを外れていたが、代役の選手たちが存在感を発揮してチームの勝利に貢献した。マーテイの代わりにセンターに入ったロドリゲスは2回裏に逆転打を放ち、セルベリの代わりにマスクを被ったエリアス・ディアスは1安打2四球で3度出塁して2得点。ベルは代打で登場して決勝タイムリーを放ってみせた。「1番から9番まで、誰が出場しているかに関わらず、僕たちは勝利を手にするために戦っているんだ。チャンスを得た選手が試合を変えるために一生懸命プレイしている。とても楽しいよ」とベル。日替わりでヒーローが出現する好循環が、現在のパイレーツの快進撃を支えていると言えそうだ。

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