パイレーツが逆転勝利で接戦制す 単独首位に浮上

【パドレス4-5パイレーツ】@PNCパーク

ブリュワーズと並んでナ・リーグ中部地区の首位に立っているパイレーツは、今日から本拠地PNCパークでのパドレス4連戦。その初戦は4回裏にコリー・ディッカーソンとショーン・ロドリゲスのタイムリー二塁打などで3点を奪って逆転しながらも、直後の5回表に先発のチャド・クールがエリック・ホズマーに逆転タイムリー二塁打を浴び、追う展開を強いられる苦しい試合となったが、5回裏にジョシュ・ベルのタイムリーで追い付き、7回裏には相手のエラーで勝ち越しに成功して1点差の接戦をモノにした。クールは5回途中4失点で降板したが、後を継いだ4人のリリーバーが計4回2/3を無失点。リリーフ陣の頑張りがチームの勝利を呼び込んだ。

エリック・ラウアーとクールの両先発で始まった一戦は、3回表にパドレスがトラビス・ジャンコウスキーのタイムリーなどで2点を先制。パイレーツは4回裏に一死一、二塁のチャンスを作り、ディッカーソンのタイムリー二塁打、デービッド・フリースの犠牲フライ、ロドリゲスのタイムリー二塁打で3点を奪って逆転に成功したものの、5回表にホズマーが2点タイムリー二塁打を放ち、パドレスが再び主導権を握った。

1点ビハインドの5回裏、パイレーツは一死一、二塁のチャンスで4番のベルがタイムリーを放って同点。7回裏には先頭のグレゴリー・ポランコが二塁打を放ってチャンスを作り、二死三塁となったあと、ディッカーソンの打球を三塁手のクリスチャン・ビヤヌエバがファンブルする間に勝ち越しに成功した。

クールが降板したあとは、2番手のスティーブン・ブロールトが2回1/3を無失点に抑えて試合の流れを引き寄せ、7回表二死二塁のピンチでホゼ・ピレラをショートゴロに抑えたエドガー・サンタナが2日連続の白星となるメジャー2勝目をマーク。1点リードの8回表はマイケル・フェリース、そして最終回はクローザーのフェリペ・バスケスがパドレス打線をそれぞれ三者凡退に抑え、試合を締めくくった。

勝負強さを発揮して逆転勝利を収めたパイレーツはリーグ最多タイとなる今季26勝目。この日試合のなかったブリュワーズに0.5ゲーム差をつけ、単独地区首位に浮上した。

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