エース好投でレイズ快勝 大谷は一矢報いる6号ソロ

【レイズ7-1エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

対エンゼルス直近8試合で7勝1敗とエンゼルスに対して好相性のレイズは、エンゼルスに対して通算5勝1敗をマークしているエース右腕のクリス・アーチャーが先発。試合開始前の時点で防御率5.64と本来のピッチングが影を潜めているアーチャーだったが、エンゼルスに対する相性の良さを発揮し、7回途中無失点と今季最高と言っても過言ではないピッチングを披露した。打線は6回表からC.J.クロンの11号ソロ、ディナード・スパンの4号ツーラン、ジョニー・フィールドの3号ツーランと3イニング連続で本塁打が飛び出し、この3イニングだけで7点を奪ってアーチャーを援護。2番手のオースティン・プルーイットはエンゼルス打線の反撃を大谷翔平の6号ソロによる1点のみにとどめ、レイズは7対1で快勝を収めた。

この日の大谷は「5番・DH」で先発出場。エンゼルス打線が8回までわずか2安打に封じられるなか、大谷も第1打席から二塁ゴロ、レフトフライ、一塁ゴロと3打席連続で凡退した。しかし、完封負けが目前に迫った9回裏の第4打席、大谷は一死走者なしの場面で打席に入ると、カウント1-1からの3球目、やや甘く入ったフォーシームを逃らず捉え、センターオーバーの6号ソロ。大谷の一矢報いる一発で、エンゼルスは完封負けを免れた。快勝したレイズはこれで4連勝。一方、3連敗となったエンゼルスは、地区首位のアストロズとのゲーム差が2.5に広がっている。

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