東北・北陸はあす朝にかけて大雨に警戒を

18日夜の発雷確率

 東北と北陸では、あす明け方にかけて大雨のおそれがある。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒したい。北日本から西日本の日本海側を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風に注意したい。

18日16時までの24時間における積算の降水量

 東北を中心に、断続的に激しい雨が降り大雨となっている。午後4時までの24時間雨量は、山形県西置賜郡小国町で167.0ミリ、秋田県北秋田市阿仁合で154.0ミリ、新潟県でも130ミリを超える雨を記録し、5月の観測史上最も雨が多く降っている。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や、増水している河川があり、低い土地の浸水に警戒が必要だ。

 前線が東北から対馬海峡付近を通り、華中にのびていて、日本海中部の前線上には低気圧があり東に進んでいる。低気圧は、東北に接近し、前線はあす朝にかけて、東北から西日本を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本から西日本の日本海側を中心に、大気の状態が非常に不安定となる。

大雨・雷・突風

19日0時の雨と風の予想

 東北と北陸では、あす明け方にかけて雷を伴って激しい雨が降り、局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所がある見込み。北日本から西日本の日本海側を中心にあすにかけて、大気の状態が非常に不安定となるため天気の急変に注意したい。
 19日夕方にかけて、24時間に予想される雨量は、多い所で北陸で120ミリ、 東北で100ミリの見込み。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒が必要だ。

積乱雲の兆候 出典:気象庁

 落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。真っ黒い雲が近づいたり冷たい風を感じた場合には、天気が急変するサインとなるため、すぐに建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

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