「島ちゃんぽんマップ」完成 五島のNPO法人 30店舗を紹介

 長崎県五島市のNPO法人アクロス五島(山口澄子理事長)が、市内でちゃんぽんを提供する飲食店をまとめた「島ちゃんぽんマップ」を作った。30店舗を掲載し、味の特徴や店のこだわりなどを紹介。観光客向けに2千部印刷し、市内の観光施設などで無料で配る。
 同法人の会員で同市の会社員、岩永誠一郎さん(52)が2年前から趣味でちゃんぽんを食べ歩き、フェイスブック上で紹介していた情報が基になっている。観光ガイドをしている山口理事長には、客から「夜は五島牛などごちそうを食べるので、昼は安いものを」との声が寄せられていたこともあり、昨年2月からマップ作りを始めた。
 マップでは住所や営業時間以外に、味の「濃さ辛さメーター」を5段階で表示したり、具材や隠し味を紹介したりして、好みの店を探しやすくした。岩永さんは「店に掲載の許可を得るのは大変だったが、今までにない新しいマップができた」と胸を張った。
 同法人は16日、マップの完成を野口市太郎市長に報告した。野口市長は「五島の新しい魅力が詰まっている。増刷する場合は市としても協力したい」と話した。

完成した「島ちゃんぽんマップ」
「島ちゃんぽんマップ」の完成を野口市長に報告する山口理事長(中央)と岩永さん(右)=五島市役所

© 株式会社長崎新聞社