活動は依然活発 硫黄山噴火1カ月

硫黄山の噴火から1カ月が経過したえびの市。長江川と川内川流域の農地では水を引けない事態が続いている=18日午後、えびの市西川北(ドローンで撮影)

 霧島連山・硫黄山(1317メートル)が250年ぶりに噴火してから、19日で1カ月を迎える。火口周辺からは水蒸気や泥水などが噴き出すなど火山活動は依然活発で、えびの市の長江川では泥水の流入が原因とみられる白濁が残る。県内有数の米どころでもある流域の一部では今季のコメの作付けを断念せざるを得ない状況に陥っており、えびの高原の一帯では、観光に大きな影響が出ている。

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