イングランド代表にはもう少しばかり我慢が必要なのかもしれない。今回のロシアワールドカップでも優勝を目指すのは難しいのではないかと主張するのは、同代表OBのゲイリー・リネカー氏だ。
現在のイングランドにはハリー・ケイン、ラヒーム・スターリングなどクラブで結果を出している好タレントがいるが、英『The Telegraph』によれば同氏はワールドカップを制するためにはスタメンの半分以上がワールドクラスの選手で構成されていることが条件と考えている。つまり、まだ足りないのだ。
「現実的に我々にはチャンスがない。トーナメントでは何が起こるか分からないが、ワールドクラスの選手たちが不足している。ワールドカップのような大会を制するには、チームの半分はワールドクラスでないといけない。現時点で我々にはそれがない。だが、4年後や6年後にはそれがあるはずだ」
同氏が期待しているのは、若手選手たちだ。今回発表されたワールドカップメンバーには19歳のDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、22歳のMFルーベン・ロフタス・チーク、残念ながら今回は外れたが、フラムには17歳のMFライアン・セセニョンもいる。さらに4年後にはマンチェスター・シティの17歳MFフィル・フォデンやドルトムントの18歳MFジェイドン・サンチョなどユース年代の大会を制したゴールデンジェネレーションたちも
A代表に絡んでくるかもしれない。
4年後でもまだ早すぎるくらいかもしれない。イングランドのワールドカップ制覇をサポーターも望んでいるはずだが、本当の勝負はEURO2024あたりか。
●theWORLDオフィシャルニュースサイトが、サクサク読めるアプリになりました!
Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.theworldmagazine.www&hl=ja