交通マナーを学ぼう 自転車シミュレーター 22日から啓発イベント

 自転車シミュレーターを使った安全運転の啓発イベントが22日から24日まで、川崎市麻生区役所で開かれる。9都県市一斉の「自転車マナーアップ強化月間」に連動した取り組みで、22日には自転車の無料点検も行う。

 自転車シミュレーター体験は、22~24日の午後2~4時に2階ロビーで開催。交通状況を映像で再現し、予期せぬ事態などの疑似体験を通して交通ルールや安全運転を学ぶ。

 自転車の無料点検は22日午後2~3時に、県自転車商協同組合の協力を得て駐輪場で実施する。

 区危機管理担当は「自転車は点検義務がないため、ブレーキが利かない、ライトが点灯しないなどの整備不良が多い」とし、「この機会に運転マナー向上とともに自転車の状態も点検してほしい」と呼び掛けている。

 また、隣接する麻生図書館では31日まで、自転車と交通安全に関する本の特集展示と貸し出しが行われている。

 2017年に同区で発生した交通事故は前年比77件増の441件。うち自転車が関係する事故は109件で前年比28件増、全体のおよそ4分の1を占めた。こうした事情を踏まえ、区は自転車の安全運転啓発に力を入れている。問い合わせは区危機管理担当電話044(965)5114。 

自転車をシミュレーター体験

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