『Tuttosport』は18日、「元イタリア代表DFパオロ・マルディーニは、ミランのファンとジャンルイージ・ドンナルンマの対立は悲しいと話した」と報じた。
昨年夏にミランとの契約を延長しないと伝えられたドンナルンマ。最終的には更新することにはなったが、ミーノ・ライオラ代理人は依然として彼をミランから退団させたがっているという。
これらの騒動を受けてミランの過激なサポーターはドンナルンマを批判しており、ユヴェントス戦とアタランタ戦で彼がミスをした後はさらにそれが激しくなっている。
かつてミランで長くプレーしていたマルディーニは以下のように話し、ドンナルンマとファンの対立は良くないと批判した。
パオロ・マルディーニ 「複雑なシーズンだった。この数年の間にクラブのオーナーが変わった。
夏には多くの選手が獲得された。そして、チームを鍛えていくことが難しくなっていった。
その結果は、シーズンの初めに誰もが望んでいたようなものにはならなかった」
(ジャンルイージ・ドンナルンマがファンから批判されているね)
「人生において、私は学んできた。ある出来事が起こったとして、そのような経験をしたことがなければ、それを理解するのは難しくなるのだと。
しかしながら、とても重要なのはコミュニケーションなのだ。そして、両者にミスがあったと思う。どうすればこの状況が解決されるのか、私にはわからない。
本当に悲しいのは、ドンナルンマはとても才能があり、若く、将来が約束された男であるにもかかわらず、既にファンとの間に大きな亀裂が走っていることだ。
これは彼にとって良くないよ。クラブにとっても、サポーターにとってもそうだ。
彼はあまりにも長くその攻撃を受け続けていると思う。多くの抗議を受けているにもかかわらず、ドンナルンマの落ち着きはとても奇妙だ。私はそのようなサン・シーロのプレッシャーを経験してきたからね」
(君の現役最終戦は、ミランのウルトラスによって台無しにされたね?)
「あのときは残念だった。しかし、今は本当に幸せに思っている。なぜなら、私は自分のことを超人だと思ったことはないからね。
ミランは時間が必要だ。普通に勝てるチームを作っていけるよう、メンタリティを強化するためのね。
クラブのオーナーシップが変わっていないから、ユヴェントスは長年に渡ってクオリティを維持している。
ミランはそのようなメンタリティをいつも持っていたはずだが、それはもう失われてしまっているからね」