北海鋼機、第4回デザインアワード開催 最優秀賞に「大通交流拠点地下広場」

 北海鋼機(本社・江別市、社長・岩城治夫氏)はこのほど、第4回デザインアワードを開催し、最優秀賞に「大通交流拠点地下広場」を選び表彰した。

 このデザインアワードは日本建築家協会北海道支部と共催、北海道板金工業組合の後援で、11年に第1回の表彰式を開催。地場メーカーとして地産地消の観点から人・建築・環境が調和し、次世代へつながる可能性を秘めたユニークなデザインや質の高い作品を募集し表彰している。

 3年ぶり4回目となった今回は28作品が寄せられ、二次審査(現地審査)を通過した8作品から最優秀賞に「大通交流拠点地下広場=設計者・菅原秀美氏、中村友紀氏、宮城正弘氏」、優秀賞に「坐忘林=同・中山眞琴氏」、その他に奨励賞3作品、入賞3作品を表彰した。

 最優秀賞の「大通交流拠点地下広場」は、鉄骨とガラスを使用した2カ所の出入り口と、ベンチやテーブルなどを配した地下部の広場からなり、鉄の持つ力強さと信頼感、鉄によるデザインの楽しさをアピール。公共の場で鉄と空間が織りなすデザインの可能性を追求した点が評価された。

 表彰式で岩城社長は「いずれも素晴らしい作品で審査は難渋を極めた。このデザインアワードを通じて北海道の建築業の発展に少しでも貢献できればと思う。次回は2年後の開催を予定している」と挨拶した。

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