代打・カブレラが勝ち越し弾 メッツ3発で逆転勝利

【ダイヤモンドバックス1-4メッツ】@シティ・フィールド

今季初登板のクレイ・バックホルツの前に苦戦していたメッツ打線だったが、6回裏にアメッド・ロサリオが今季初本塁打となる同点ソロを放ち、7回裏にはダイヤモンドバックス3番手のホルヘ・デラローサから代打のアズドゥルバル・カブレラとロサリオが二者連続本塁打を放って3点を勝ち越し。試合後半の3本塁打で見事に逆転し、本拠地シティ・フィールドでは2016年以来2年ぶりとなる3連戦スイープを完成させた。ミッキー・キャラウェイ監督は「試合に勝つためにはあのような一打が必要だったんだ。これこそが我々が求めていたものだよ」と効果的な一発が飛び出したことを喜んでいた。

決勝弾を放ったカブレラは「(ナ・リーグには)完全な休養日なんてないんだ」と語る。カブレラがスタメンを外れたのは今季3度目だったが、カブレラは試合に出場する可能性があることを理解していた。指名打者制を採用していないナ・リーグでは、投手の代打として控え野手に出場機会が与えられるからだ。カブレラの予想通り、1対1の同点で迎えた7回裏二死一塁の場面で、先発のノア・シンダーガードの代打として出場機会が巡ってきた。ベンチ裏で準備を整えていたカブレラがカウント2-2からの7球目、内角低めへのカッターを捉えると、打球は左中間へスタンドイン。打率.321と開幕から好調を維持する好打者が、代打でのひと振りでチームを勝利に導いた。

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