カブス・ダルビッシュ 6回1失点で待望の今季初勝利

【カブス6-1レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

今季からカブスに加わったダルビッシュ有が、今季8度目の先発登板にしてようやく待望の今季初勝利をマークした。開幕からの7先発で0勝3敗、防御率5.56に終わっていたダルビッシュだが、この日は速球に威力があり、6回94球を投げてレッズ打線に許したヒットは2本だけ。初回に1安打と2四死球で満塁のピンチを招き、スコット・シェブラーのタイムリーで先制を許したものの、続く5イニングはレッズ打線をノーヒットに抑え、今月初めて6イニングを投げ切った。試合後、ダルビッシュは「まだメカニクスを調整している段階なので、不安定な部分もある」と立ち上がりの失点についてコメントした。

ダルビッシュに今季初勝利をプレゼントすべく、カブス打線も奮起した。先制を許した直後の2回表、カブスはカイル・シュワーバー(8号ツーラン)とハビアー・バイエズ(11号ソロ)が今季チーム初となる二者連続本塁打を放って逆転に成功し、5回表にはベン・ゾブリストが2号ソロ。7回表には無死二、三塁のチャンスを作り、アルバート・アルモーラJr.の犠牲フライとアンソニー・リゾーのタイムリーでダメ押しの2点を奪った。ジョー・マドン監督は「ダルビッシュは徐々に速球が良くなった。そのおかげでスライダーが攻略しにくいボールになったね。打順の巡り合わせ次第では7回も投げさせていたと思うよ」と好投したダルビッシュについて話していた。

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