マンホールモニュメント、虹技が姫路駅前広場に設置

 鋳物大手メーカーの虹技(本社・兵庫県姫路市、社長・山本幹雄氏)は、同社が生産するマンホールのふたを模したモニュメントを再整備中のJR姫路駅南駅前広場に設置する。播州地方の秋祭りに登場する「屋台と獅子」がデザインされており、今年8月末に披露される予定。山本社長は「地域の歴史と伝統を背負っている祭りの魅力を伝えたい。夢は全国の駅にご当地マンホールカバーを設置すること」としている。

 モニュメントは、本物のマンホールのふたと同じ鋳鉄製だが、直径は1・2メートルと通常の2倍、重量は250キロと5倍強の大型サイズ。広場中央の歩道の路面に埋め込まれる予定だ。

 同社は、16年に創業100周年となったことを記念し、鋳物を姫路駅前に設置したいと姫路市に提案。日本遺産の「銀の馬車道・鉱石の道」や手柄山の回転展望台など姫路市を象徴するデザインが複数挙がったが、最終的には屋台の練り出しで全国でも有名な播州地方の秋祭りが採用された。

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