パドレスが剛腕・バスケス攻略 9回表4得点で逆転勝利

【パドレス8-5パイレーツ】@PNCパーク

6回裏にオースティン・メドウズのメジャー初本塁打となる1号ツーランとジョーディ・マーサーの二者連発となる3号ソロで同点に追い付いたパイレーツが8回裏にジョシュ・ベルの犠牲フライで勝ち越しに成功し、1点リードの9回表にはクローザーのフェリペ・バスケスが登場。本拠地PNCパークに集ったパイレーツファンは勝利を確信したに違いないが、ここからパドレスの反撃が始まった。パドレスは連打で無死一、二塁のチャンスを作ったあと、併殺を狙ったマーサーの悪送球の間に同点とし、続くフレディ・ギャルビスのスクイズが内野安打となって勝ち越し。さらにA.J.エリスがセンター前への2点タイムリーを放ち、バスケスから4点を奪って見事に逆転勝利を収めた。

今日の勝利はパドレスにとって、8回以降にビハインドを背負っていた試合での今季初勝利となった(該当試合で今季1勝24敗)。勝ち越し点を生むセーフティスクイズを成功させたギャルビスは「今日はみんなが少しずつしっかり仕事をした。みんなが最後まで戦った結果だから、僕たちは自信を持つべきだよね」と誇らしげにコメント。「(三塁走者の)フランチー(・コルデロ)が俊足だということは知っていたから、僕の仕事はボールをしっかり転がすだけだったんだ」と冷静に状況を判断したことが好結果に繋がった。アンディ・グリーン監督は「バスケスは球界でもベストのクローザーの一人だ。彼から点を取ろうと思うなら、チャンスを生かすために積極的に動いていく必要がある。バントをするのも簡単な相手ではないけどね」と選手たちの奮闘を称えていた。

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