ロペスが8回無失点 Wソックス今月初のカード勝ち越し

【レンジャーズ0-3ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

今月に入ってまだカード勝ち越しがなく、両リーグ最低勝率に沈んでいるホワイトソックスは、本拠地でのレンジャーズ4連戦の勝ち越しをかけて24歳の若手右腕、レイナルド・ロペスが先発のマウンドに上がった。立ち上がりが不安定になる傾向のあるロペスだが、この日は課題の立ち上がりを無失点で凌ぎ、その後もほとんど走者を出さない安定したピッチングを披露。8回表二死からデライノ・デシールズに四球を与えたところで投手交代が検討されたものの、ロペスは続投を志願し、107球の力投で8イニングを被安打2、奪三振8、与四球2、無失点に抑えて待望の今季初勝利をマークした。

ホワイトソックスは2回裏にウェリントン・カスティーヨが6号先制ソロを放ち、3回裏にはレウリー・ガルシアのタイムリーで2点を追加。結果的に得点はこの3点止まりだったが、今日のロペスには3点あれば十分だった。「試合を通してピッチングに集中することができた。狙ったところへボールを投げることができたし、今日はどの球種にも手応えがあった」とロペス。前回登板では2回6失点と炎上したが、8回無失点の好投により今季の防御率は再び2点台(2.98)に突入した。なお、3点リードの9回表に登板したジェイス・フライはノマー・マザーラとジョーイ・ギャロから連続三振を奪うなど1イニングを三者凡退に抑えてメジャー初セーブをマーク。ホワイトソックスはレンジャーズ4連戦を3勝1敗で終え、ようやく今月初のカード勝ち越しとなった。

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