マカラーズJr.が7回無失点の快投 アストロズ30勝到達

【インディアンス1-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

インディアンスとアストロズによる地区首位対決3連戦の最終戦は、カルロス・カラスコ(インディアンス)とランス・マカラーズJr.(アストロズ)による投げ合いとなった。今季ここまで好不調の波が激しかったマカラーズJr.だったが、この日は昨季前半戦のようなオールスター級のピッチングを展開し、7回96球を投げて被安打1、奪三振8、与四球2、無失点の快投。打線はカラスコの前に6回まで無得点に封じられていたものの、7回裏にブライアン・マッキャンの4号ツーランで先制し、8回裏にはジョシュ・レディックが貴重な追加点となるタイムリー二塁打。9回表に1点を返されたものの、最後はクローザーのケン・ジャイルズが締め、アストロズはインディアンス3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

女房役のマッキャンが「アイツは球界でもトップクラスのボールを投げる男だよ」と語るように、マカラーズJr.はエース級のポテンシャルを秘めると評価されている。今日はその才能を存分に発揮した登板となった。インディアンス打線に許したヒットは6回表先頭のジェイソン・キプニスに浴びた単打1本だけ。「今日は速球もチェンジアップもカーブも良かった。自信を持って投げることができたよ」とマカラーズJr.が振り返ったように、相手打線を寄せ付けない見事なピッチングを披露した。これでマカラーズJr.は今季6勝目。一時は7点台だった防御率も3.20まで向上した。メジャー4年目の若手右腕は、いよいよ本格開花のときを迎えようとしているのかもしれない。

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