伸銅協会、サンエツ金属など共同技術開発プロ、NEDO助成事業に採択

 日本伸銅協会と会員企業3社が共同する技術開発プロジェクトが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が費用を助成する「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択された。省エネルギー型経済社会の構築や産業競争力強化を目的に省エネ技術開発を事業化までシームレスに支援するもの。

 共同プロジェクトのテーマは「省エネルギー戦略に寄与するヘテロナノ超高強度銅合金材の開発」。日本伸銅協会のほか、サンエツ金属・キッツメタルワークス・日本ガイシが参画。NEDOが21日発表した。

 4者共同プロジェクトは、同プログラムのうち省エネ重要技術について複数事業者が相互連携で取り組むテーマを設定し、原則3年以内に製品化を目指す「テーマ設定型事業者連携スキーム」で採択。このスキームでは技術開発費上限が5億円でNEDOが3分の2以内で助成。事業期間は5年以内となっている。

 ほかの非鉄金属関連のテーマでは基本スキームで採択があり、住友電工の「gel―free二次成長ゼオライト膜による浸透気化膜の研究開発」や古河電子の「高熱伝導高強度高靱性窒化アルミニウムの開発」、矢崎総業などの「自動車搭載に向けた高速プラスチック光ファイバ次世代伝送システムの開発」やYKKAPなどの「透明断熱材搭載窓の開発」が選ばれた。

© 株式会社鉄鋼新聞社