代打・ゴンザレスが値千金の勝ち越し打 ロッキーズ単独首位浮上

【ロッキーズ2-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

現在2連敗中のロッキーズは4連勝と波に乗るドジャースとの3連戦を迎えた。注目の初戦は中盤までは同点で試合が進むも8回に訪れた得点チャンスをモノにしたロッキーズがそのまま逃げ切り、地区単独首位に浮上した。

この日のロッキーズの先発はメジャー3年目のヘルマン・マルケス。直近2試合は敗戦投手になっておりまずは自身の連敗を止めたいところ。初回は13球でドジャース打線を3者凡退に抑えて上々の立ち上がりをみせる。一方のドジャース先発、ウォーカー・ビューラーは日本時間5月5日のメキシコシリーズ以来の勝利投手を目指してマウンドに立った。ビューラーは90マイル中盤のフォーシームを武器にこちらも3者凡退のスタートを切った。

試合が動いたのは4回のドジャースの攻撃。先頭打者のマックス・マンシーが右中間への先制ソロを放つ。対するロッキーズも5回の攻撃でヘラルド・パーラに一発が飛び出し1対1と試合は振り出しに戻る。この後は両軍ともに得点できずこう着状態となっていく。マルケス、ビューラーの両先発はお互いに7回2安打1失点と先発としての役割を果たしリリーフ陣にマウンドを託した。8回、ドジャースは投手を代えてロッキーズ打線を抑えに行くが、これが逆にロッキーズにとってチャンスとなった。

8回のロッキーズの攻撃。1死からトニー・ウォルターズが四球で出塁するとその後、自らの盗塁で走者二塁のチャンスが訪れる。2死後、代打のカルロス・ゴンザレスが3番手、スコット・アレクサンダーからセカンドへの内野安打、同時にチェイス・アトリーの送球ミスの間に勝ち越しの1点をもぎ取った。勝ち越しに成功したロッキーズは最終回、守護神のウェイド・デービスが相手打線を3人で締めて試合終了。ロッキーズは連敗を止め、ドジャースの連勝を「4」でストップさせた。

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